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パチスロ規制で初代エウレカセブンタイプが主流に

パチスロ規制の詳細が公開されました。
関連:パチスロ規制強化でメーカーもピンチか

今回、問題となったのは現市場でいわゆる「AT機」と呼ばれるものだ。このタイプは、実はATに突入しても「ボーナス中」ではないのはもちろん、リプレイ確率が変わる「RT中」ですらない。つまりメイン基板では、ただの通常時だ。それをサブ基板で押し順ナビを出しているだけの状態だ。

この「AT」について行政側は問題視していた、というのが今回の真相だろう。実際、「年明けからはATではなくART機に移行して、ナビもメイン基板から出力する」という流れが予測される発言も、現場では言われていたようだ。

(中略)

現実的には「6通りある押し順のうち、いずれか一つのみを続けた場合でも55%以上」になる必要がある。つまり、最もベースが低くなる押し順で55%以上、ということは、結果として全ての押し順で55%を上回る必要が出てくる。もちろん順押しだけの試験ではないから「通常時にファンに逆押しさせて、逆押しベースを抑える」なんてアイデアも当然に不可だ。

今回のこの規制により、現市場でメインスペックであるAT機については問題が多く発生することとなる。

引用元:遊技日本様

さて、今回の規制で最も影響を受けるのは「AT機の通常ベース」だ。現在のAT機は「左リール第一停止」の場合だけがベースが低くなるよう設計されている。逆に「中や右リール第一停止」ではベースが90%程度になるが、ペナルティが発生してATに突入しない、という設計が基本的なものだ。これが、今回から「どの押し順で遊技し続けても55%以上」になる。基本設計は変わらないものの、小役(主にベル)を単純に6択に6分割均等に割る必要が出てくる。当然、順押しでのベースは高くなる。では実際にはどのあたりになるのか。

50枚を最初3枚入れで回せるゲーム数は16.7G。主流の純増3枚近い遊技機なら、リプレイは約4分の1で揃うため約4.17回。他のゲームが12.5回で、この払い出しが55%なら約20.6枚の払い出しとなる。つまり、1,000円でリプレイが4回程度、小役で21枚程度払い出される。これを繰り返すため、計算するとリプレイ確率が4分の1の機種なら、ベースは1000円で49.4回もまわることになる。コイン単価は確実に1円を切るため、実際に営業で使える機種からは程遠くなる。

(中略)

今回の規制内容は、9月16日の型式試験持ち込み分から、となっている。したがって9月15日までに持ち込んで適合したものについては、問題なく販売される見込みだ。今後は「現在販売中のAT機」「各メーカーが保有している未発表AT機」に注目が集まりそうだ。さらには中古機価格が高騰する可能性も高い。

新機種開発の今後の方向性としては、初代エウレカセブンのような「ボーナス+ART」というのが、現実的に開発できて使える機種の軸になりそうだ。さらには前述したように、年明け2015年からはARTを中心とした仕様で、押し順ナビについてもメイン基板出力となる構えだ。パチンコの「セグ」のように、パネルのどこかで押し順がLEDで光るような仕様が想像される。「エージェントクライシス」の「増えないボーナス」搭載から進化し続けてきたAT機は、ここで5年前にさかのぼることを余儀なくされることとなった。

引用元:遊技日本様

AT機は作れなくはないけど、実質的に出てくることはないということでしょうか?
ということは今のAT機が主流になる前の状態に逆戻りということですね。

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