スポンサーリンク
スポンサーリンク

パチンコにトレーニングの要素を組み合わせ、楽しみながら身体機能を鍛えられる福祉機器を名古屋市の遊技機メーカーが開発し、全国の施設に導入されている。パチンコ台と無線接続されたペダルをこぐと玉が出る仕組みで、加齢により心身が衰える「フレイル」の予防にも一役買っている。(中部支社 松岡樹)
「当たりを出したいと思ったら長くこげた」。愛知県飛島村の村営敬老センターに通う女性(95)は、パチンコ台に向かって1時間半ペダルをこぎ、汗を流した。
「エアロビック・トレパチ!」と名付けられた機器は、ハンドルを回す代わりに椅子の下に置かれたペダルをこぎ続けると玉が発射される。決まったポケットに玉が入ると台中央の絵が回転し、アナウンスに合わせてボタンを押して、絵がそろうと当たりだ。
利用者に合わせて難易度を8段階に調節でき、体力だけでなく認知機能も鍛えられる。トレーニングが目的のため当たりが出ても玉は増えない。静養中の人がいる施設も想定し、玉の表面には大きな音が出ないように特殊な加工がされている。
センターには筋力トレーニング用の通常のフィットネスバイクもあるが、利用者の男性(86)は「バイクは5分と続かないが、パチンコは気づけば1時間以上こいでいることもある。おかげさまで足腰に不安なく過ごせている」と話す。
村によると機器の利用者は体力測定の数値が、同年代の平均を上回る傾向がみられ、担当者は「楽しみながら無理なく続けられ、運動が日常の中に自然と定着してきている」と実感しているという。隣り合って楽しむ利用者同士で会話も生まれ、憩いの場にもなっている。
加齢に伴う身体機能の衰えは「脚」から始まると言われ、行動力の低下が、寝たきりや認知症の遠因になる。開発した名古屋市の遊技機メーカー「豊丸産業」は、楽しく運動できる機会を作ろうと、2014年から販売を開始。これまでに全国400か所余りの介護・福祉施設で導入されている。
亀井裕人・販売統括部長によると、集団でのレクリエーションが苦手な高齢男性はデイサービスなどの利用を敬遠して孤立しがちだという。「トレパチ」は、そうした高齢者の来所のきっかけに悩む施設のニーズにも応えられているといい「フレイル予防のツールの一つとして、活用が進めば」と期待する。
運動しながらパチンコできるのはいいですね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントする